網膜硝子体手術|橋本市で眼科・形成外科をお探しの方は【トメモリ眼科・形成外科】まで
当院では2007年から日帰りの網膜硝子体手術を行っています。
網膜硝子体手術とは
硝子体は、眼球の中を満たすゼリー状の組織です。硝子体は網膜に接しており、何らかの原因で硝子体が網膜を引っ張ったり、硝子体が出血や炎症、混濁を起こしたりすると、見え方に異常が生じます。
網膜硝子体手術では濁った硝子体を取り除き、剥がれた網膜を回復させます。
網膜硝子体手術の対象疾患
・黄斑部疾患(黄斑円孔、黄斑前膜、嚢胞様黄斑浮腫)
・網膜中心静脈閉塞症
・網膜静脈分枝閉塞症
・眼内炎
・硝子体出血
・硝子体混濁増殖性硝子体網膜症
・糖尿病網膜症
・増殖糖尿病網膜剥離
・網膜剥離
網膜硝子体手術の流れ
網膜硝子体手術は、以下のような流れで行います。
- 1.局所麻酔をかけ、白目にごく小さな穴を3ヶ所あけます。
- 2.白目にあけた穴から治療器具を入れ、硝子体を取り除くなど疾患に応じた処置を行います。
- 3.通常は、硝子体で満たされていた部分に灌流液が入った状態で手術が終了します。
- 4.網膜剥離や黄斑円孔の場合、ガスを注入して網膜の位置を正常に戻します。
当院の網膜硝子体手術の特徴
当院では、縫合の必要がない小切開網膜硝子体手術を行っていますので、より早く日常に戻っていただけます。
また、より患者さまの負担を軽減し、手術の精度を高めるため、以下の治療機器を導入しています。
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CONSTELLATION
術後の経過や注意点
網膜硝子体手術後の視力は、徐々に時間をかけて回復していきます。異物感や痛みが生じる場合もありますが、目を強く押さないようにし、症状が強い場合はご相談ください。
目に水が入らないように注意し、処方された点眼薬などは医師の指示どおりに使用しましょう。
また、網膜剥離や黄斑円孔の手術の場合は網膜の位置を戻すためにガスを充填します。治療効果を高めるため、うつぶせなどの対位制限が必要となります。
網膜硝子体手術の合併症
最大限、安全性に配慮して手術を行っておりますが、リスクを完全にゼロにすることはできません。ごくまれに眼球内の出血や網膜剥離・網膜裂孔、眼内炎などの合併症が生じる場合があります。
もし手術後に何らかの異常を感じた場合は、早急にご相談ください。