Add-onレンズ

Add-onレンズ

白内障手術後の新たな選択

Add onレンズは、過去に白内障手術を受けた眼に対し、近視・遠視・乱視の改善、または多焦点眼内レンズと同様の効果を持たせ、老眼の矯正を可能にします。

Add-onレンズとは?

眼内レンズが既に挿入された眼に2枚目の眼内レンズを追加挿入する方法です。白内障手術後はいつでも追加挿入が可能です。

新たなオプションとして、白内障術後の近方視力、遠方視力の改善、並びに乱視と老眼の矯正が可能になります。

Add onレンズ ―ドイツのHuman Optics社製

こんな方にオススメ

  • 白内障手術後も老眼鏡を手放せない方へ
  • 白内障手術後の視力に満足されていない方へ
  • 白内障手術後に乱視でお困りの方へ

Add-onレンズ

①は角膜になり、②は虹彩になります。
従来の眼内レンズは④の水晶体襄に挿入されます。
Add-onレンズは従来の眼内レンズが挿入されている状態で、③の毛様溝に挿入されます。

手術は従来の白内障手術に比べ短時間になります。
術後は異物感や違和感はなく、見た目にも影響ありません。

Camellens ―イタリア SOLEKO社製

EDOF(Expanded Depth of Field)眼内レンズとは、焦点を結ぶ距離が広いレンズです。
今までの多焦点眼内レンズの多くは、回折現象を利用して遠くと近くに焦点を分配し、遠近両用とするものでした。しかしこれにより夜間に光の周りにリングが見えたり、まぶしく見えたりするグレア・ハローという現象が課題でした。EDOF(イードフ)レンズは、独自の理論に基づき焦点の領域を広げる構造になっているため、ハロー・グレアが軽減され、夜間もより自然な見え方になっています。

このような方に…

Camellensとは

ソレコ キャメルレンズは、イタリアのローマにあるSOLEKO社が開発したレンズです。単焦点、単焦点乱視用、遠近両用、遠近両用乱視用と様々な矯正が可能となります。特に単焦点眼内レンズが入っている眼に対して、遠近両用キャメルレンズを挿入して頂くことにより、術後に眼鏡がなくても遠方や近方がある程度見ることが可能となります。注文からレンズが日本に届くまでに約3~5週間の時間がかかります。

※すでに挿入されている眼内レンズの状態にもよるためすべての患者様に挿入が可能ではありません。また、厚生労働省の認可がまだのため、完全自由診療のレンズとなります。

仕様・特徴

光学部デザイン
屈折型EDOF(焦点深度拡張型+2.50D加入)
乱視矯正
焦点の特性
遠方~中間(連続的)
得意な見え方と作業
遠方から中間までスムーズに見えます
ハロー・グレア

EDOF ―ドイツ 1stQ GmbH社製―

このような方に…

  • 既に単焦点眼内レンズが入っているが、
    遠近両方見える多焦点眼内レンズに入れ替えたい。
  • 白内障手術後、裸眼で遠く、または近くをもっと見えるようにしたい。
  • 白内障手術後に残った乱視を少なくしたい。

手術方法

既に水晶体嚢に挿入されている眼内レンズと、虹彩の間(毛様溝)にAdd onレンズを挿入します。

1stQ Add onレンズをご希望された場合、術前検査後に検査データをドイツ1stQ社に送り、レンズの度数を決定し、レンズを注文させていただきます。その後レンズが当院に届きましたら手術を受けていただくようになります。

特徴

1stQ GmbH社製のAdd onレンズ

ドイツの1stQ GmbH社製のAdd onレンズは、4つの支持部で固定するため、下図のように毛様溝のサイズに柔軟に対応し、回転しづらいので、矯正した効果が減少する可能性は少ないです。

レンズの種類

1stQ Add onレンズに使われている材質は、通常の白内障手術に使用されている眼内レンズと同じ材質でできており、生体適合性と安定性はメーカーによるテスト済みです。1stQ Add onレンズはヨーロッパで多く使用されており、良好な成績を示しています。国内においては、厚生労働省より承認はされていませんが、2014年5月より使用されています。

【注意点】

レーシックなどの視力矯正手術と違い、Add-onレンズの挿入による角膜組織の切除はありません。角膜組織と3mm前後の小切開部分(傷はすぐ元に戻ります)は距離が離れています。そのため、レンズを取り除いて元の状態に戻すことも可能です。

※ Add onに関わる治療は、健康保険の適応外となりますので、自費診療になります。
詳しくは医師または、スタッフへお問い合わせください。

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