前眼部OCT CASIA2

当院は、前眼部OCT「CASIA2(カシア2)」を導入致しました

CASIA2(カシア2)


CASIA2は

  • 非接触で目の表面(角膜)から内面(水晶体)までを、3次元撮影が可能な最新式の検査装置です。
  • 従来の検査装置では観察が困難な混濁症例の場合でも、撮影および観察が可能であるため病態の診断精度が向上しました。
  • 白内障術前後の検査、角膜混濁、円錐角膜などの角膜疾患の検査、閉塞隅角など緑内障検査に威力を発揮します。
  • 患者様の負担を少なく、適切な治療方針のご提供をさせていただくことが可能です。

CASIA2でできること

1. 角膜形状解析

Asymmetry(非対称成分)やHigher order irregularity(高次不正乱視成分)は眼鏡やトーリック眼内レンズでは矯正できない角膜不正乱視です。フーリエ解析は矯正視力の低い原因が把握できるだけではなく、白内障術前のプレミアム眼内レンズの適応の判断にも有用です。

角膜形状解析

2. 白内障術後の角膜形状、隅角、IOLの観察

CASIA2の白内障術後検査では、手術による角膜形状変化や切開位置の角膜厚み、術前の水晶体の傾きに対するIOL挿入後の傾きの評価、さらに術前に狭隅角患者様の場合にはIOL挿入による隅角の開大度を評価でき、術後結果を視覚的に理解できます。

白内障術後の角膜形状、隅角、IOLの観察

3. 隅角詳細検査

閉塞隅角緑内障や開放隅角緑内障の検査では、OCT像による観察診断だけではなく、隅角開大度(AOD)や隅角角度(TIA)、水晶体膨隆度(LV)等による数値での評価が可能です。

隅角詳細検査

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